ハーレーでカフェレーサー?
あまり聞いたことはない.
とあるストリートバイク雑誌で
スポーツスターにアルミタンク、セパハン、シングルシートな記事を見た
おおっ凄ぇ!、こんなことしてる人いるのか
コメントにはこう書いてある「ROLLの馬場さんのスポーツスターに影響を受けて・・・」
59CLUB JAPAN創立者馬場氏のスポーツスター
噂には聞いたことがあった、今でも実際写真も見たことは無い
この頃からなんとなくスポーツスターでカフェレーサーを意識していた
ある日友人からスポーツスターのカフェレーサーカスタムの画像がPCに送られてきた
かなり影響を受けた、自分でもいくつか探してみたが結構あるものだ
でも実際問題、スポーツスターでW650やSRのように英国スタイルのパーツ供給はほとんど無い
前輪19インチの後輪16インチいかにもなアメリカンスタイル
フレームの形状は?フォーク角は?電装部品は?セパハン装着できるの?
疑問や問題は絶えない、国産シングルツインをいじるのとは次元が違うだろう


ハーレーと英国車を駆る友人がいる
オークションの直接手渡し取引でとある大型バイクショップで待ち合わせをした
黒いダウンを着てハーレーに乗ってくると連絡がきた
ハーレー?どんないかついオッサンがやってくるんだ?と少し不安になりましたが
意外にも英国車好きなバイク乗りでした
その時初めて目にしたのがスポーツスター
英車が好きで知識も深い、それなのになんでアメリカンなハーレー?
かなり疑問に思った、でも彼は言う
「ハーレーが好きなんじゃなくてスポーツスターが好き」
そういうのはアリなのか?とても不思議な疑問符を感じた
その後、数多く一緒に走り何度もスポーツスターを薦められたが
まったく興味はわかなかった

スポーツスター (SPORTSTER)


その名の通りハーレーダビッドソン社が
レースで勝つために開発したモデル
SPORTSTARではなく
SPORTSTER
スター、星(STAR)ではなく 「〜する人、〜な人(STER)」を意味する接尾語
「スポーツ(SPORT)」に「〜する人(ER)」スポーツする人を意味する
レースで勝つ為に開発された高回転の4カムエンジンWRがスポーツスターの先祖
そしてミッション一体型のクランクケースを採用した52年のKモデルがルーツとなる


これまでGB、SR、W650と現代車をカスタムベース.にしてきた
これはひとえに旧車のメンテナンスと維持に自信がない
毎日エンジンを気楽にかけて街中を走りたいなどの理由によるものだが
このスポーツスターという車両は
今まででもっともエンジン形式が.古く、昔ながらの独自で強引な乗り味
素晴らしい鼓動とフィーリングがあり
現代車の中でもっとも旧車風にカスタムするには最高のカスタムベース車両といえるだろう

自己の勝手な解釈として
英国車トライアンフのエドワード・ターナーあっての
スポーツスターと言ってよいだろう

よって
スポーツスターのルーツは英国車だと自分に言い聞かせつつ
スポーツスターを駆ることにする
決してアメリカンには染まらない
星条旗をユニオンジャックに・・・

ハーレーダビッドソン (HARLEY-DAVIDSON)


1929年のフラットヘッド、サイドバルブの後
そしてOHV化されたナックルヘッド以降
パンヘッド、ショベルヘッド、エボリューションと
現在のツインカム88に至るまで
その基本的な構造が大きく変わることの無い
V型2気筒、空冷4ストロークOHVエンジン


その後、忽然とスポーツスターに乗りたくなる
考え方が変わったきっかけは
大型免許を取得し何度か実際に彼の車両に乗せてもらってからだ
壊れてしまうのではないかというくらいの振動
タンクが小さい為モロに見え激しく震えるエンジンヘッド
そしてこれでもかというくらい咆哮をあげるマフラーの重低音
少しクラッチ緩めると恐ろしい加速で飛び出した!
排気量が違うとはいえ同じ大型のW650の伸びとはケタ外れだ
せいぜい2速か3速で事足りてしまうもてあました馬力
実際有名どころでのキャブチューンしてあるものの
以前ハーレーの試乗会で883に乗った時はこれほどのインパクトは無かった

自分のW650のマフラーは
一番人気のある大和ステンレスというメーカーのマフラーを装着してある
そこそこ重低音でいい音がするものの
同じく彼に試乗させてもらったメリデントライアンフの排気音には到底及ばない
本物は違う、どんないいマフラーをつけても所詮偽者
スポーツスターとトライアンフ
この名車、2台に乗ってみて感じたことが一番大きい

もちろんカワサキW650はいいバイクだ
よく雑誌などで鼓動を楽しむとかツインのサウンドなんて
書き出されているが、よくできすぎた素直な乗り味
バランサーで鼓動感がスポイルされていること、これが大きい
SRに7年乗った、W650はたった1年で飽きてしまった・・・
自分にはいささか普通すぎたバイクであった
エンジン造形やカワサキならではのコダワリ、見た目は美しいが
乗って楽しくないのはどうしようもない
まさかこんな短期間で次のバイクを求めてしまうとは自分自身驚いている


1977年にはハーレーダビッドソン唯一のカフェレーサー
創業者の孫、ウィリアム・G・ダビッドソンがデザインした
XLCRが発売された
読んで字のごとくXL(スポーツスター)のCR(カフェレーサー)である



そんな中ハーレーダビッドソンは頑なに
このOHV45度Vツインスタイルを守り続け
国産の多気筒にあるような、馬力、出力ではなく
カタログに馬力表示がないように最高速度を目的とせず
副次的に生み出されたフィーリング、トルク感を生み出す乗り物として
現代もその化石のようなエンジン形式のバイクを
その時代時代の最先端技術を取り入れて生産し続けている

ハーレーダビットソンの
XLH 883 スポーツスターに乗り換えようと思います
ハーレーというとデカくてタイヤが太くて鷲のマークや骸骨をあしらった装飾
フロントフォークが長くて大きく反り返ったハンドル、風の抵抗がモロにきそうな乗り方
アメリカンな乗り物を連想してしまいます

ハーレーというと自分がそうモーターサイクルに興味の無い頃
漠然とWLAというミリタリー色の軍用バイクがカッコイイと思っていました
もちろん今も好きなスタイルです
大型免許を取得後その教習場でハーレーの試乗会があり
ビューエル目当てに全部の車両に試乗したものの
ハーレーなどにはまったくまたがる気は無く
アメリカンなんぞ・・・とブリティッシュ命を掲げていました

もっとも今回はカフェレーサーに乗りたいのではなくスポーツスターに乗りたい意識が強い
でもアメリカはやっぱりそれほど好きなお国柄ではない、私はヨーロッパが大好きだ
ハーレーに乗りたいけどブリティッシュ好きを主張したい
何のバイクに乗っているの?「うん.、ハーレー」「アメリカンかぁ黒革ジャンに革パン?かっこいいね」
いやそうじゃない、微塵もそう思われたくは無い、もっともそんなスタイルや格好が似合う性格ではないが
アメリカンが好きなんじゃなくてハーレーのVツインエンジンの鼓動、スポーツスターが好きなんだよ



その後1986年には現在のエボリューションエンジンを載せ
歴史を重ねるたびに評価が高くなり「ハーレーではなく、スポーツスターに乗りたい」
という人はかなり多いようだ
昔スポーツスターといえば不人気車であったが
SRからW650かスポーツスターの乗り換えを考えている人はかなり多く
実際、街中ではこれでもかと見かけるし
ここ半年リサーチしたヤフオクでは国産シングル、ツインとは
比較にならないほどパーツが高い
恐ろしいまでのハーレー、スポーツスター人気である


ストリートやサーキットで常にスポーツスターは最速たらんとした
しかし日本のCB750フォアやカワサキマッハ
ノートン・コマンド、トライアンフ・トライデント
などに厳しい戦いを余儀なくされ
カワサキZ1をもってついにハーレーダビッドソンは
海外のライバル達よりも速く走らせることを断念した
それ以後スポーツスターは質感の向上とコスト削減を試み
乗り手がライディングを楽しめる万能車として育ってきた


ハーレーダビットソン、スポーツスター
購入にあたって友人から本を借りたりヤフオクで中古本を落としたりと
寝てもさめてもスポーツスターのことばかり考えていた
ハーレーの歴史を深く掘り下げ調べれば調べるほどに
このエンジンがいかに素晴らしいか
ますます自分の中でハーレー意外ありえなくなってくる


はっきりって今回のカフェカスタムは技術的にも金銭的にも時間的にもかなり厳しい
個人レベルで.やるのにはかなり無理がある
むしろスポーツスターはそのまま簡単なカスタムで純粋に走りを楽しみたい
カフェレーサー関連のイベントや集まりにはカフェなW650で
走りを楽しむツーリングなどにはスポーツスターで
そんな使い分けが理想的、でもその先の想像がつく
絶対W650には乗らなくなる、乗らなくて寂れていくのを見るのはとても悲しい
パーツ自体もほとんどは今のW650から転換流用する予定だ
スポーツスターのリアH型リムでの18インチ化、ベルトからチェーン化
リアフェンダーとストラットの加工、メーター、ハンドル回りなど
外装以外の走る為のカスタムにメドが付いたところで
W650をノーマルにもどしアルミ外装一式を転換、そしてdonadona・・・
車両自体まだ物色中でできるかどうかもわからない計画ではあるが気長にやっていこうと思う


誕生の意図はなんとも英国車繋がり
第2次世界大戦終結後
アメリカ市場の需要は拡大の一途を辿っていた

英国トライアンフ社は
アメリカ向けに鋳鉄シリンダーを採用した
トライアンフ歴代市販車最高記録のツーリングモデル
6Tサンダーバードを投入
トライアンフの黄金期を支え
設計者から重役となった米国総支配人
エドワード・ターナーである

ハーレーのWL系ではその性能にまったく歯が立たず
全米のディーラーから設計者のウイリアム・Eハーレーに新型車を
開発するようにとの要求が殺到する
それに応えスポーツスターと命名され
1952年のサイドバルブVツインK型の登場となる
1957年にはOHVショベルヘッド化したXL
翌年にはXLH、XLCHと発売


第2次世界大戦以前
アメリカ大陸にはハーレー、インディアン、エクセルシャー3社のバイクが
走り回っていた
戦後ハーレー社は性能競争に打ち勝つ

1950年代〜60年代
トライアンフやBSA、ノートン
そしてわが国、日本が続々とアメリカの市場に流れ込んできた
各社それぞれのエンジン形式を追求したが
ハイテク化高性能化についていけないメーカーは次々と倒産
ハーレー社のライバルであったインディアン社も
英国車を真似たモデルを生産するが太刀打ちできず
路線を誤りやがて倒産

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